包茎手術は、今では年間200万人もの男性が受けられています。
以前は入院をして外科的な処置を受けないといけなく、簡単には包茎手術を受けられるものではありませんでした。
ところが1990年代後半になると、アメリカで製造された高性能な医療用レーザー装置が輸入され、数多くの医療機関で包茎手術に使われるようになります。
これにより日帰りという環境下で処置をなされたことで、今では負担が掛からない治療になって多くの方が利用されているのでしょう。
ここでは、包茎手術の術後のケアや、正しい過ごし方をレクチャーしていくので参考にしていただければ幸いです。

現在主流の包茎手術について

以前は泌尿器科・形成外科でしか包茎手術はなされておらず、必ず入院をしないといけませんでした。
これは麻酔をしてメスで亀頭と陰茎に傷をつけないといけなかったからであり、最低でも1週間の入院を余儀なくされたものです。
傷は2センチメートル程度と小さいですが、陰茎部分には太い血管がたくさん通っているので、縫合をしてベッドで安静にしないといけません。
しかし、1990年代後半になると高性能な医療用レーザー装置が登場し、包茎手術で使われるようになります。
このレーザー装置は熱を利用して陰茎と亀頭の皮と取り除くことができ、皮膚には一切傷はできません。
そのため麻酔を使用することもなく、縫合も不要です。
日帰りで対応ができるため、以前なら入院してケアを受けていたところも通院で対応できるわけです。
術後は傷もないので、以前のように気を付けることは少なく、術後3日からはシャワーをすることもできます。
傷跡も残らないので、現在主流の包茎手術を選ばれる方が多く、メンズ専門クリニックや美容外科などでも実施されるに至りました。
なお費用は約29万円と若干お高いですが、この中にアフターケアの料金も含まれています。

包茎手術後はしばらく安静にしよう

身体に負担が掛からない包茎手術になったものの、術後の2週間程度は安静にすることを担当医から告げられるでしょう。
これは陰茎には神経がたくさん通っており、デリケートな箇所だからです。
医療レーザーを駆使した施術となるので、一切出血はしませんが亀頭から陰茎箇所の皮がすべて取り除かれた状態となります。
この状態で下腹部に力を入れると激しい痛みを感じる恐れがあるので、力仕事は避けて事務作業程度にすることが望ましいです。
また普段はトランクスのようなラフな下着を愛用されている場合は、術後1ヶ月ほどはブリーフやボクサーパンツにして、陰茎をしっかりとガードすることも大切です。
トランクスだと陰部に刺激を与えてしまい、皮膚がめくれる可能性もあります。
少しでも傷ができると、そこから黴菌が入って化膿することも考えられるので、そのトラブルを避ける必要もあります。
望ましいのは綿素材の商品であり、通気性の良いものを選んで購入をしましょう。
安静といってもずっと横になっておく必要はなく、お仕事や学校に通学するといった日常生活をおくることができます。
力を加えず、刺激を与えないという2点だけ守っていれば回復も早いです。

入浴の注意とアルコールを避けよう

包茎手術を受けられた場合は、必ず担当医や看護師から「入浴はしばらく控えるように」と告げられます。
これは包茎手術では亀頭と陰茎の皮をすべて取り除いているからです。
この状態で湯舟に浸かると、激しい痛みを感じるだけでなく、ばい菌が入る心配もあります。
入浴を控えるのは術後3週間程度で、この間はシャワーで身体を洗いましょう。
術後1週間はシャワーもストップするようにと指導をされるので、濡れタオルで対処をします。
普段お酒を召し上がる方も多いでしょうが、包茎手術の術後は1週間は飲酒もおこなってはいけません。
陰部には太い血管がたくさんあり、飲酒によって血圧が上がると痛みを伴ってしまいます。
そのまま放置をしておくと亀頭が変形をして、修復手術をしないといけない可能性もあるほどです。
ビールやチューハイといった低い度数のアルコールも、飲まない方が賢明です。
手術をする時は事前に看護師とヒアリングをする時間があるので、この時に詳しい説明や、日常生活で気を付ける点を尋ねるといいでしょう。
しっかりとケアをすることで、合併症などを防ぐことができ、包茎手術後の良好な状態の陰茎へと導くことができるわけです。

まとめ

包茎手術は、今では数多くの医療機関からメンズ専門クリニック・美容外科などで受けられるものとなりました。
患者の身体と精神への負担も少なく、低いハードルの治療となったものです。
しかし、術後のケアは以前と大差はなく、しっかりと注意事項を守ることで術後の回復も早くなります。
生活スタイルが約1か月間変化をしますが、この期間のケアが大変重要です。
合併症を防ぎながら、良好状態へとステップを進めるためにも自身でよく管理をしないといけません。
わからないことや不安なことがあったら、担当医や看護師に相談をすると良いです。

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